About酒井多賀志公演会 記念事業について

[画:水彩]酒井多賀志設計パイプオルガン 東京純心女子学園 江角記念講堂長女・酒井恵理子

2019年12月13日、72歳の誕生日(元旦)を目前に、父・酒井多賀志はオルガニストとしての生涯を終えました。自宅で、翌日のクリスマス・コンサートに備え練習している最中に、突然の心臓発作に見舞われたようです。オルガンシューズを履いたまま、最期まで現役オルガニストを貫きました。

父は「オルガン音楽が日本の地に根ざすには、日本人の感性に合った音楽を作り出さね ばならない」という強い信念のもと、1981年から作曲という未知の世界に踏み出しました。 以後、様々な楽器や歌曲とのアンサンブルにも取り組み、自作自演の道を精力的に探求し てきました。生前、楽譜やCDにして残せば、必ずや後に続く方々が父の営みを引き継いでくれるだろう、と常々申しておりました。晩年は自分の天命を知ってか、遺された時間を惜しむ かのように演奏活動のかたわら作曲・CD制作に邁進していたように思います。

日本のオルガン音楽の発展に生涯を捧げた父の意志を受け継ぎ、さらに「今後も酒井 多賀志の音楽を皆さんにお届けしたい」という関係者の想いのもと、このたび下記のような 記念事業発足の運びとなりました。 これまでのご愛聴・ご支援に心より感謝申し上げますと共に、今後ともご指導・ご鞭撻を 賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

2020年3月 酒井流美(次女)

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[酒井多賀志公演会とは]

酒井の自主公演(オルガン・指揮・チェンバロ)をとりまとめる主催母体として、1978年に発足。公演会ニュースを継続的に発行し(No.112まで)、1991年までは会員制度をもうけていました。その後も引き続き、自主公演の主催団体として終生存続しました。

事業概要

目的酒井多賀志の音楽遺産の保全、活用、普及をはかる
スタッフ会長:酒井正子(補佐 酒井恵理子・流美)
相談役:三塚幸彦(尺八奏者、ノーザンライツレコード代表)
相談役:酒井貴(元聖霊女子短期大学音楽科 講師)
事務局:會津雅子(代表)、渡邊あみん、科野楓貴子
主な活動 ①CD・楽譜等の販売
②資料の保全と公開
・演奏録音データ、楽譜(音楽資料)
・論文、解説、過去の公演会ニュース等(言語資料)
③協賛;酒井多賀志の作品をとりあげるコンサートに対して
④クラヴィーア音楽研修所を使った諸事業
音楽教室、貸しスタジオ、ホームコンサート、酒井の資料公開
事務局 〒192-0914 東京都八王子市片倉町703-3[Google Mapで見る
(最寄り駅:JR横浜線 片倉駅 北口徒歩3分)
TEL:042-637-1345
(留守電の場合はご用件、連絡先を入れておいて下さい。後ほどご連絡さしあげます)
フォームでのお問い合わせはこちらから

協賛活動

・酒井多賀志作品を取り上げていただく演奏会に広報協力の形で協賛させていただきます。
・ご希望の方は、〈お問い合わせ〉までご一報くださいますようお願い申し上げます
例)記念事業HP、公演会ニュースでの演奏会の告知、演奏会チラシへの記載協力、リンク等

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