曲目解説
OP.50 イントロダクションとフーガ 二長調 Introduction and Fugue in D major op.50
作曲年:1999
・1900年代最後の今年、又OP.50の節目に、記念碑的な作品に挑みました。今回フーガとしては初めて、私自身のオリジナル主題によるこの曲を作曲しました。このフーガは11/8、8/8、7/8、5/8拍子が複雑に交錯する、今までに無い性格を持った曲で、斬新なスリルに満ちた躍動感が特徴です。イントロダクションは、交響的即興曲「光と風と波の心象」OP.3の一部分を転用しています。追分風なフリーリズムのイントロダクションと、複雑な拍子のフーガ、その結び付きの効果にご期待ください。
・1900年代最後の年、世紀末の暗雲を吹払い、新世紀への希望を託した想いもこめて、フーガとしては初めて、私自身のオリジナル主題によってこの曲を作曲しました。 このフーガは11/8、8/8、7/8、5/8拍子が複雑に交錯する、今までに無い性格を持った曲で、快活さとスリルと躍動感に満ちています。イントロダクションは、交響的即興曲「光と風と波の心象」op.3の一部分を転用しています。追分風なフリーリズムのイントロダクションと、複雑な拍子のフーガ、その結び付きを通して、日本独自の新しいポリフォニー音楽のスタイルを模索してみました。 【2014年6月27日デジタルパイプオルガンコンサートNO.5パンフレットより】
収録CDタイトル
①「酒井多賀志オルガンリサイタル第1集」
②「ソプラノとデジタルパイプオルガンによる〜ルネッサンスから希望の未来へ〜」
初演情報
1999.6.13
会場/府中の森芸術劇場
演奏者/酒井多賀志