曲目解説
OP.70 ソプラノとオルガンの為の『天国の窓』より3章 3Pieces from the Poetic Works “Heaven’s Window” by Masahide Haresaku for Soprano and Organ op.70
作曲年:2014
第一曲:種 Ⅰ "A Seed"
第二曲:うまれておいで Ⅱ "Come out in the Light"
第三曲:風にまかせて Ⅲ "As the Wind Blows"
カトリック神父として、また詩人、文学者としても活動中の晴佐久昌英氏による詩集『天国の窓』(2012年刊行)から、小さな生命に関する3つの詩を取り上げ、作曲しました。 ◯第一曲、第二曲 伴奏部分は、私の最初のオリジナル曲である「完全音程を主体にした3つの作品」のそれぞれの第1楽章、第2楽章を軸に展開して行きます。 ◯第三曲 伴奏部分も新しいアイデアによるもので、風を表す16分音符の動きと、ハーモニー伴奏による落ち着いたレシタティーフの対照が特徴的な曲です。 全体は、歌とオルガンが一体化した調和ではなく、それぞれが交互に主張し合う劇的な展開です。 【2018年6月15日デジタルパイプオルガンコンサートNO.13パンフレットより】
収録CDタイトル
「ソプラノとデジタルパイプオルガンによる〜ルネッサンスから希望の未来へ〜」
初演情報
2014.12.12
会場/小金井宮地楽器ホール 小ホール
演奏者/Org:酒井多賀志 Sop:十日谷正子氏