お知らせ

遺作CD「ソプラノとデジタルパイプオルガンによる~和から洋を顧みる~」リリース!

2019.12.20

◎2019年12月13日に帰天の一週間後、関係の皆様のご協力により、リリースされました。もともと20日には、本CDのリリース記念コンサートが予定されていたのですが、急遽「偲ぶ会」に変更し、ご来場のみなさんと新作CDを試聴いたしました。

酒井がデジタルパイプオルガンを用いて初めて自ら録音を手がけ、精魂込めて作り上げた作品です。
「一陽来復」「天国の窓」などのオリジナル曲は晩年の作品ばかりで、酒井の音楽活動の集大成とも言えるでしょう。
コンサートではおおむねバッハやフランクを前半に、自作品を後半においてプログラムを組んできましたが、このCDではその逆の流れを試みています。
帰天の前日まで、CDジャケットのデザインや解説を模索。最期に自宅で倒れた傍らには、完成したばかりのCDジャケットが置かれていました。その完成を見届けて天国へ旅立ったのだと思います。
このCDを皆様にお届けできることを、酒井はとても楽しみにしておりました。酒井の遺言として、ご愛聴いただければ幸いです。